タイの観光地といえば、賑やかなマーケットや美しいビーチが頭に浮かぶかもしれません。しかし、タイには歴史と文化が深く息づく寺院も多く存在します。今回は、そんなタイの寺院の中でも特に魅力的な場所、「ワット・プラシーサンペット」をご紹介します。
「ワット・プラシーサンペット」は、タイ北部にあるラムプーン県の歴史的な寺院です。14世紀に創建され、その後、数々の王朝の庇護を受けながら発展してきました。この寺院の名前は、その敷地内にある「聖なる仏塔(チェーディー)」に由来します。
ワット・プラシーサンペットのシンボルともいえるのが、高さ45メートルの壮大な仏塔です。この仏塔は、かつて王室の墓として使用されていた歴史を秘めています。塔の上部には、黄金に輝く尖塔がそびえ立ち、その周辺には精巧な彫刻が施されています。特に、仏塔の周囲を取り巻く「ナガ」(蛇)の彫刻は必見です。タイ神話に登場する神聖な生き物であるナガは、幸運と保護の象徴とされており、この寺院の神秘的な雰囲気をさらに高めています。
仏塔内の秘境を探検!
仏塔内部には、階段を上って行くことができます。階段を登るにつれて、壁面には美しいフレスコ画が描かれています。これらのフレスコ画は、仏教の物語やタイの歴史を描いており、当時の文化や芸術を感じることができます。そして、頂上からはラムプーンの街並みが一望できます。
仏塔以外にも、ワット・プラシーサンペットは多くの見どころがあります。寺院の境内には、数多くの建物や彫刻が点在しており、それぞれに歴史的な物語が秘められています。
見どころ | 説明 |
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チーディー・スワン(スワン型仏塔) | ワット・プラシーサンペットで最も古い仏塔の一つであり、14世紀に建てられました。その美しいデザインと装飾は、当時の建築技術の高さを感じさせてくれます。 |
ウィハン・ローイ | 王室が使用していた礼拝堂です。精巧な木彫りが施された美しい建物であり、タイの伝統的な建築様式を見ることができます。 |
ボディー・クーン | 古代タイ王朝の遺物や仏像などが展示されている博物館です。当時の文化や歴史を深く理解することができます。 |
ワット・プラシーサンペットへのアクセス
ラムプーンは、バンコクから飛行機で約1時間15分、またはバスで約7時間で行ける場所です。ワット・プラシーサンペットはラムプーンの街の中心部に位置しており、トゥクトゥクやタクシーを利用すれば簡単にアクセスできます。
旅行のヒント
- ワット・プラシーサンペットは寺院であるため、服装には注意が必要です。露出の多い服装は避け、肩を覆い、膝丈以上のズボンを着用しましょう。
- 寺院内では静かに過ごすように心がけましょう。
- 仏塔内の階段は急な箇所もあるため、運動靴や歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。
ワット・プラシーサンペットは、タイの歴史と文化に触れ、神秘的な雰囲気に浸ることができる特別な場所です。壮大な仏塔や美しい彫刻、そして寺院の静寂の中で、心身のリフレッシュを図ってみてください。